比較サイトで信頼できる登録事業所を探そう
製品や製造業の信頼性を証明するために有効な「jcss」は、計量法に基づくトレーサビリティ制度のことを意味しています。正しい規格で製造されているか、安全に使用できるものかを証明するために、jcssに則って行われる「jcss校正」は大変重要な作業です。そこで、どこに依頼すれば必要な校正ができるかで迷ったときに便利なのが、jcss校正比較サイトです。
機器や製品をどこで校正するべきかを、検証、比較することは大変重要なことです。jcss校正は一般的な校正と異なり、登録を受けた事業所でのみ行うことができ、証明書を発行することができます。jcssは、国が定める作業を委託されて行う機関とも言えるため、厳正な審査を受けた事業所のみが校正を行えます。そのため、信頼できる登録事業所を探して依頼することが大切です。
製造業の機器などは、使用していくうちに誤差が生じるため、定期的なメンテナンスを行うことが必要です。安全で安心できる仕事をするためには、常に機器の校正を気にする必要性があると言えます。また、世界で通用する仕事をするためにも、世界基準の規格に合わせた仕事をすることが重要なこととも言えます。
日本電気計器検定所
日本電気計器検定所ではjcss校正を行っていて、jcss認定シンボル付校正証明書を発行しています。この証明書は試験所・校正機関の国際規格であるISO/IEC17025はもちろん、品質システム国際規格であるISO9000シリーズや自動車業界の品質システムであるIATF16949(ISO/TS16949)などのさまざまな規格要求に対応することが可能です。
電気や周波数、温度や光、磁気計測などの幅広い分野において計量標準供給をリリースする公正且つ中立的な機関として重要な役割を担っています。明確なトレーサビリティ体系に基づき校正されていて、すべての国家標準にトレースすることができる標準器を使って校正することが可能です。
標準器や計測器などに関してクライアントが指定する校正点について校正したり試験を行うことが可能です。校正サービスの種類について提出校正(受託校正)や宅配便利用による校正、出張校正などを利用することができます。校正した後校正品に校正ラベルを貼付したり、校正証明書を発行することが可能です。
HIOKI
HIOKIは一般的な修理・校正に加え、国際相互承認取決「MRA」取得のJCSS 校正を行うことができる認定事業者です。自社製品の校正に対する知識と経験が豊富な専門技術者が実施しているので安心して依頼することができます。
校正および調整、修理まで一度の依頼で迅速に対応が可能です。また新品購入時のjcss校正も依頼することができます。校正ポイント、調整および一般校正の実施は、必要に応じて指定することができます。機能検査や希望する校正ポイント指定など、通常の校正項目以外の特注にも対応しています。
HIOKIのデジタルマルチメータは、電工現場に最適な安全設計で、トランスデューサーなどによって変換した温度、圧力、流量などの計装信号4-20mA/0-20mAをパーセントに換算して表示できます。
ナイト
jcss校正を手掛けるナイトは平成5年度より運営を開始し、平成17年の制度改正により校正事業者登録制度として専門に運営しています。計量法トレーサビリティ制度に基づき、正しく校正されているかどうかを適切に判断する審査を行っているのが特徴です。
ナイトは社会に顕在するリスクをきちんとリスクとして認識し、それに立ち向かう真摯な姿勢でもって計量法に基づく認定審査等により、信頼できる情報からリスクの低減を目指しています。これによって人々に安全な社会を提供することがナイトの果たす事業の骨子と考えられます。
jcss校正といっても、一般の人にはほとんどなじみがないことから、ナイトではイベントを開催したり、さまざまな機会をとらえて出展し、理解を広める活動をしています。メルマガ配信のサービスもおこなっていますので、お問い合わせフォームがあり、気軽に問いあわせが可能です。
株式会社島津アクセス
株式会社島津アクセスは、分析機器業界でもトップを誇る、株式会社島津製作所と同じ系列会社です。そのため、機器に関しての知識と技術に自信があり、これまでたくさんの製品を販売してきました。機器の校正においても、その技術が活かされており、より正確に厳しい目でチェックしています。国際基準に則ってjcss校正を行う事業所の中でも、トップクラスの実績を持つと言っても過言ではありません。
分析等で使用するはかりや天秤には、本来、不確かさを表記してトレーサビリティを行う必要があります。しかし、従来の自社点検や自社校正では、不確かさを確認しないまま評価する傾向にありました。株式会社島津アクセスでは、国際標準に従って不確かさを評価しており、国際的に通用する機器を世に送り出しています。また、国内のみならず、国際的に通用する、国際MRA対応JCSS認定事業者の認定を受けていることが大きな特徴です。
株式会社島津アクセスでは、島津製品以外の機器類のjcss校正も取り扱っています。国際的に定められた規格や基準に則って点検を行うことはもちろん、校正やメンテナンス等の金額の相談から、トータルサポートサービスの提案、最新の機器についてなど、あらゆることに対応可能です。
小野測器
小野測器では、国際的な品質システムのISO 9001 品質システム及び ISO/IEC 17025に適合した校正を行っています。長年の計測機器メーカーとしての経験とノウハウを元に、お客様に信頼される校正を実施しています。計測器の精度を保証するためには、適切な周期で校正する必要があり期限厳守が必要ですが、長年の計測機器メーカーとしての経験とノウハウを元に、スピーディーな納期でお客様に信頼される校正を実施しています。
小野測器では、jcss校正と 一般校正の2つの校正に対応しており、特にjcss校正は国際MRAに対応しており 校正の結果はILAC及びAPLAC加盟国でも有効となっています。「一般校正」は引取校正サービスとともに、現場に出張し作業を行う出張校正サービスにも対応します。
騒音計・振動レベル計は、計量法の特定計量器であり、証明のために使用する場合は、検定に合格して、「検定証印」か「基準適合証印」のある計測器を使用しなければなりませんが、 小野測器の騒音計は、「基準適合証印」付きで販売を行っているので安心してご利用ください。
株式会社村上衡器製作所
株式会社村上衡器製作所は、はかりや天秤など質量の測定に絞って仕事をしている会社です。測定器の製造やレンタル、校正を行っており、特にjcssの認定受けた事業のみで行うjcss校正の証明書を発行しています。国際基準に従って検査されるjcssの証明書を発行できるのは、厳しい検査に合格した事業所のみです。
株式会社村上衡器製作所では、さまざまな計量法に対応した校正を実施しています。校正には、さまざまな種類があり、それぞれでランクや不確かさ(誤差範囲)が異なってきます。株式会社村上衡器製作所では、お客様の要望に合わせて校正を行ってくれます。また、国際的に認定を受けた証でもある、国際MRA対応JCSS認定を受けた事業者です。
たくさんの分析機器がある中で、株式会社村上衡器製作所では、はかりや天秤、分銅に特化した仕事を行っています。また、それらの製造にも関わっているため、校正やメンテナンスでは高い品質を提供することができます。構造を熟知しているからこそ、正しく測ることができるように、微調整することができると言えます。
jcss校正で信頼性を高めるが注意することは
何かの製品を作る製造会社や研究所などではいろんな計測をするための機器を所有して使っています。それらの一例では温度計や天秤などがありますが、これらの機器は永久に誤差なく使い続けられるわけではありません。長年の間に少しずつ目に見えない範囲で狂ってくる可能性があります。それに気が付かないまま使い続けると製品データに欠陥を生じさせて会社の存続に大きな問題をきたしかねません。そこで時々検査をして狂いを修正しなければなりません。その作業を校正と呼んでいますが、一般的な校正は厳密な基準がなく確実に校正できたことを第3者が証明できませんでした。けど国際化でISO9001など高品質を証明することが求められる時代になると一般的な校正よりも確実に国など第3者がお墨付きを与えた厳しい基準で校正をしたことを証明しなければならなくなりました。
そこで導入されたのがjcss校正で、jcss校正を行うには基準認定を受けた専門の校正会社に依頼をしなくてはなりません。jcss認定を受けた校正会社は日本では全国各地に28社が登録されています。そこへ検査を依頼する場合は最初に申し込んで校正してもらう機器を持ち込む必要があります。校正した後はその証明書が添付されて戻ってきます。ところが校正は一度実施したらそれで終わりではありません。校正を行ってもそのあとに機器が狂ってるかもしれないので、もう一度実施しなければなりません。そのため有効期限を決めなければなりません。しかしその有効期限に対して依頼した一部の会社担当者などは依然として理解できていない場合があります。一部を除いた多くの機器に関しては有効期限の設定が法律で決められていないからです。
そのため校正に対しての有効期限はjcss校正を行う会社が設定するのではなくて、依頼をする会社側が自主的に決めなければなりません。なお多くの機器に関してはメーカーは1年おきの校正実施を推奨しています。一方で校正をする会社側が計測するための基準器に関しては校正周期が明確に規定されています。例えば分銅基準器などはF1クラスの特級が3年、F2クラス以下の1級は鋳鉄が1年で、それ以外の材質は5年といった具合です。校正作業を請け負う会社側の基準器に対して明確に校正周期が明確化されてるのは、その基準器がいい加減だとjcss校正の信頼性を失いかねないからです。そこで証明書には基準器に対しての有効期限が記載されることになります。そのため校正依頼をする会社担当者などは有効期限の意味を勘違いしないように気を付けなければなりません。